文法のお医者さん
日本語教育でも文法をきちんと教える事はとても大切です。文法というのは、言語の精霊たちにとってのお医者さんみたいな物で、変な言葉遣いが流行してきたなぁと思ったら文法の特効薬をくれてやると、たちまち元気になります。
例えば「さむいのよ!」という例文だと、「さむい」が終止形で「のよ」が終助詞というふうに説明しがちだけど、実は区切る場所が違う。「の」というのは動詞や形容詞を名詞化するための準体助詞なので「さむい」が連体形になり「さむいの」が名詞節という形になり、最後の「よ」が間投助詞になる。つまり「の」と「よ」の間で区切る。変な風邪が流行してるからね、日本語たんもお大事にねぇ。「へぶちっ」と間抜けなクシャミをする日本語の精霊日本語たんは、名詞句の作り方のテキストをお医者さんからもらって帰った。たまたま待合室にいたミャンマー語たんも、親切にも付き添ってくれた。ミャンマー語たんが言うには「あ、これ、うちでも同じようなの使ってるよ!」らしい。