ひとのきもち
ビジネス系メディアなんかを読んでいても、「文化の違い」という言葉がしばしば「互いに理解不能」みたいな良からぬ意味を持つことがある。それよりも、もっと普遍的な「ひとのきもち」という物に対する想像力を深めたいな…と。海外ではああだこうだと豪語する前に、もっと大事にしたいことを。
今回は私の知ってる限りで、人の心の機微を表す世界の言葉を紹介する。日本語でもおなじみの「以心伝心」もともとの中国語には、これと同じような意味の四字熟語がほかにもいくつかある。たとえば「心領神會」とか。韓国語の「ヌンチ」は相手の気持ちを察する事を表す。タイ語ではナムチャイの心を持ちアーリーの心を抱く (มีน้ำใจ โอบอ้อมอารี) というフレーズがあり、これは気遣いとおもてなしの事を言う。「雄弁が銀ならば沈黙は金」という言葉のルーツをたどるとアラビア語の文献の中にも見つかるという。ドイツ語のことわざで遠回しに伝える事を「花を通して語る」という。ところでラベンダーの束をかかえたディアンドル姿の子が、何かをこっそり伝えようとしているようだ。そのメッセージは、ロシア語に暗号化して "На самом деле я стал фембойчиком" である。